ドッグフードにも、人間用と同じようにジャンク系から無添加自然食まで千差万別。特に安易な選び方で愛犬の体調を損なう原因にもなりかねません。
犬のPTAでは本物の「ナチュラルフード」を選ぶことが、愛犬を大切に育てるための第一歩と考えています。
犬がわが子と同じだとしたら、そのコに与えるフードをしっかりと選んであげることは、親として当然の責任です。
ブリーダーさんや獣医さんから薦められたから、あるいはよく行くスーパーで安く売っているから、といった買い方は、選んだことにはなりません。
わが子の口に入る食品を、親として自分の口に入れることができますか?人間の赤ちゃんのものなら出来るのに、犬のフードだとそれができないとしたら、なぜでしょう?
少なくても、そのぐらいの責任感と気持ちをもってフード選びをしたいものですね。
ナチュラルフードを選ぶときに注意したいのが、パッケージに表記されている内容です。
そのフードには、賞味期限、原材料名、原産国名、メーカー名(事業者名・正規輸入代理店名)と住所・連絡先がきちんと表記されていますか?
BHA、BHT、エトキシキンなどの添加物、その他人工保存料、人工着色料、人工香料は使われていませんか?
AAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準値をクリアしていますか?
以前までドッグフードには原材料の安全基準やその表記に関する法律がありませんでした。たとえば「ナチュラル」や「安全・安心」と表示しておきながら、実際には発がん性物質が使われていたとしても、そのメーカーや輸入業者は罰則されなかったことになります。つまり、ドッグフードに関しては無法地帯だったわけです。
2008年、ようやく「ペットフード安全法」(※1)が策定され、基準・規格の違反などについて1年以下の懲役または100万円以下の罰金(法人は1億円)が施行されるようになりましたが、「かび毒」「農薬」「添加物」など、安全基準の上限値についてはまだまだ議論の余地が残されているのが現状です。
※資料1:愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法) (平成二十年六月十八日法律第八十三号)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H20/H20HO083.html
出所:環境省自然環境局のサイトから
AAFCO(米国飼料検査官協会)の給与基準をクリアし、どんなに新鮮で高品質の原材料を使ったとしても、ナチュラルフードには肉や脂肪などの酸化(腐敗)しやすい成分が含まれています。
逆にいうと、流通・輸送の途中で空気に触れたり、開封した後は痛むのも早いということになります。同じメーカーの製品でも正規輸入品と並行輸入品では取り扱いが違う場合があるので、注意が必要です。
専用コンテナで品質を守ったまま空輸される正規輸入品に対して、並行輸入では一度開封し野ざらしにしたフードをリパック(再包装)してブローカー間取引していることもあります。
フードを酸化から守るために適切なパッケージ(包装)であるかどうか。その品質も問われます。
真空パック、バリアフィルム、不活性ガスの充填、脱酸素剤、リニアポリエステルなど、ナチュラルフードの品質を守るための素材や技術を導入している企業もあります。
同じブランドのナチュラルフードでも、パピー用、成犬用、シニア犬用といった年齢に対応したものがあります。また、低カロリー、低アレルギー、減量用など、そのコの体質に合わせて選んであげることも大切です。
ドライフードに缶詰めのウェットフードを混ぜてさらに栄養をバランスよく摂取させたり、各種サプリメントやトッピングで健康維持へも配慮してあげたいものですね。
それまで食べさせていたフードからナチュラルフードへの切り替えは、あせらずゆっくり、がコツ。最初はこれまでのフードに、新しいナチュラルフードほんの数粒を混ぜてあげます。それから食事を重ねるごとに、粒数を徐々に増やしていきます。
犬が気づかないように少しずつチェンジするのがポイント。そして3週間から1ヶ月ぐらいの日数をかけて、完全にナチュラルフードへと切り替えてあげましょう。
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人と同等の品質管理基準と成分開示をクリアしたものだけを取り扱いしている優良店です。
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